ゲランドの塩(Sel de Guérande)

近年、日本のテレビや雑誌でたびたび紹介されているフランス・ブルターニュ地方の「ゲランドの塩」。その伝統を守り続けているのが「ゲランドの塩生産者組合」の人たちであり、そのブランド名が「ル ゲランデ」です。

ゲランドの塩は、そのものづくりにおけるエコロジカルな姿勢が世界から高い共感を得ています。

生産者組合は、「ル ゲランデ」製品をお客様に届ける前に、加工・調製・小分けなどの手を加えることを、どんな場合でも一切認めていません。これは確実なトレーサビリティ（生産履歴の追跡性）を守るためでもあり、フランス・ブルターニュ地方ゲランドで採れたそのままの姿でお届けしています。

「ル ゲランデ」は、今求められている“食の安全・安心・健康”に応える信頼のブランドです。固結防止剤や加工助剤といった添加物を一切使用しておらず、安心してお使いいただけます。

ゲランドの塩生産者組合
(Les Salines de Guérande)

1970年代から1990年代は、ゲランド塩にとって“復活の時代”でした。勢いを増す工業生産の塩から自分たちの塩を守り、さらに不動産開発による塩田の消失を防ぐため、塩職人たちは一致団結し、現代的な経営感覚を取り入れながら組織の立て直しに取り組みました。

その中で、技能研修の実施、農業協同組合の設立、取引会社の買収、大西洋の塩を広めるための協会（APROSELA）の創設など、さまざまな改革が進められました。ただし、ゲランドの地で長く受け継がれてきた、質の高い塩づくりの伝統を捨てることは決してありませんでした。

そして1988年、農業協同組合が設立されたことで、塩職人たちは生産から販売に至るまで一連の流れを組織的に管理できるようになりました。組合は買い付け、貯蔵、パッケージング、販売を一手に担い、約190人の塩職人が結集することになります。

偽りの謙遜なく言えば、レ サリンヌ ド ゲランド生産者組合は、“原産地が証明されたテロワールの塩”という市場における真の先駆者であり、今も揺るぎないリーダーであると自負しています。

ゲランドの塩　ル ゲランデ
(Le Guérandais)

ル ゲランデ（Le Guérandais）は、「ゲランドの塩生産者組合」がつくる塩のブランドです。千年以上続く塩田での伝統的な製法を守り続け、まさにサステナビリティを実践しているのがこの生産者組合。こうした営みを奇跡的に継承してきた人々による、オーガニック食品の原点ともいえる存在です。

ゲランドの塩の約70％以上をコントロールしているのも、「ゲランドの塩生産者組合」のブランドである ル ゲランデ（Le Guérandais）。

ゲランドの塩 ル ゲランデ（Le Guérandais）は、1989年にナチュール&プログレの認定を受け、1991年には価値あるラベルルージュも取得しました。現在、ラベルルージュの品質を持つ唯一の塩ブランドでもあります。

＜フランスで人気の塩ブランド Le Guérandais＞
ル ゲランデ（Le Guérandais）は、10点中8.2点という高いスコアで、フランスの消費者から最も高く評価されている塩ブランドです。
自然そのままの製法、独特の味わい、品質、環境への配慮など、多くの価値が認められています。また、「Le Guérandais」というブランドが持つ透明性（塩の歴史や生産者組合の成り立ちなど）も、社会問題に関心の高い現代の消費者に大きな安心を与えています。
※ゲランドの塩生産者組合からのニュースレターより

ナチュール　エ　プログレ認定の輸出レンジの商品

取り扱っているゲランドの塩は、ナチュール エ プログレの認定受けている、ル ゲランデ(Le Guérandais)の中のプロダクト『輸出レンジ(Traditional and organic Distributors / export range)』の商品です。パッケージには日本語説明もプリント(*1)されています。
普及品の「スーパーマーケット レンジ」よりランクが上の商品になります。
株式会社ナックでは輸入した商品一つ一つの検品を行い、日本人の厳しい品質要求に引き上げることに協力をし続けています。
*1:小さなボトルと業務用には日本語表記が省略されています。